着付けに長らく携わって来られた、とても素敵な二木先生を講師にお招きし、袋帯、名古屋帯の簡単な結び方、また、アンティークの短い帯やお太鼓の柄出しに苦戦する帯などへの対応の仕方を教わりました。
本来なら背中でお太鼓を作るのが正統派ですが、肩甲骨が固くなり長時間腕を背中に回すのが大変だったり、綺麗に仕上がらなかったり、慣れないとなかなかハードルが高いですね。
そこで今回は、帯を畳んで形を作った上でひょいと背中に乗せる方法を教えていただきました。
帯を切ったり縫ったりせずに、畳んでクリップでとめてあります。
このやり方のメリットとして、
・帯にシワがよらない
・お太鼓の中がすっきり綺麗に仕上がる
・お太鼓柄がうまく出せる
・長さの調整が簡単に出来る
・予め形を作っておくことで、当日早く着付けができる
・予め形を作っておけば、結婚式のお呼ばれなどで遠出する際も楽。
難しい帯ほどこの方法で容易に締めることができると聞き、早速苦手な帯で試してみると、簡単に出したい柄を綺麗に出すことが出来ました。
このやり方は本流ではありませんが、苦手な帯の克服や時短に繋がり、TPOで使い分けるといいと思いました。
今回は帯の講座でしたが、着付け前のひと手間や補正の仕方、お手入れなどなど、帯以外にも興味深いお話を沢山お聞きしました。
もっともっと二木先生に教わりたい!
次は帯のみならず1からご指導頂けたらいいな。
今回もご参加頂いた皆さん、ありがとうございました